大切なペットを守るペット保険の選び方と特徴

保険
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こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの崇司です。
自粛が続く中で家にいる時間が増えるとペットを飼っている方はお分かりになると思いますが、ペットに癒される機会が多くなっていると思います。私も2年前から猫を飼っているのですが、一日ぼっーと猫を眺めているだけでも癒されて良い気晴らしになります。

実は動物を飼うのが初めてだった私は猫を飼うにあたり、仕事で保険に関わっていると、やはり大切なペットの為に保険に入らなくてはいけないと思い、いろいろな損害保険会社のペット保険について色々と調べて比較してから加入をしました。

自分でも保険を販売していますがペット保険という商品は扱ったことがなかったので、ペット保険を扱う保険会社の約款などを読んだりパンフレットを読んだりして色々と調べてみると保険会社それぞれに特色がありました。

これからペット保険に加入したいと思っている方に向けて補償内容等の説明やぺット保険を選ぶ際に気を付けなければならない点や特徴などを今回ご紹介していきたいと思います。

目次

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そもそもペット保険ってどんな保険?

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そもそもペット保険って一体どんな保険なのか。加入する必要性があるのかをお話ししたいと思います。ご存知の方が多いと思いますが、動物病院で獣医師から治療を受けると治療費は100%飼い主が負担することになります。

人間の場合だと健康保険に加入しているので治療費は3割か1割負担になる為、数百円から数千円の間で済みますが、動物の場合は健康保険制度がないので、手術や入院、通院などを行うと数万円から数十万円の請求が来ることもあります。

そうした際に健康保険の代わりをしてくれるのがペット保険と考えて頂いて問題ありません。お金が用意できなくて大切なペットに十分な治療を施せないのは寂しい事です。是非、万が一の事を考えて大切な家族の一員であるペットの為にもペット保険への加入をお勧めします。

ペット保険の補償内容

ペット保険と言っても補償の構成は人間の医療保険と類似しています。
人間の保険と違うのは支払補償の割合が50%、70%、100%と別けられており、割合が低いほど保険料も安く設定されているのがほとんどです。

また、支払いの限度額も設定されており、限度額については保険会社でまちまちなので、選ぶ際のポイントになります。
以下からペット保険の補償内容について詳しくご説明していきたいと思います。

保険金支払補償割合

ペット保険には支払割合が設定されており、100%、70%、50%と設定されているのが一般的です。入院や通院は100%と言っても上限が設定されており、一日最高12,000円~30,000円が相場です。

70%や50%の場合も上限が設定されており、支払割合が70%で12,000円が上限の場合、治療費が20,000円とすると20,000円×70%=14,000円となりますが上限が12,000円となるので自己負担は8,000円となるので注意が必要です。

また、入院・通院日数が年間20~22日間までと制限があったり、1回の治療費に上限はないが年間所定の金額までしか補償しないなどの制限があるので、この支払割合と支払限度額ついては保険会社各社ごとに確認が必要です。

手術補償

人間と同じようにペット保険にも手術補償があります。1回の手術で補償される金額は14万~15万円が相場です。また1回の手術費用に制限はないが、1年間で所定の金額までを補償するという商品もあります。1年間に補償する手術の回数は2回までなど制限がある商品もあるので保険を選ぶ際も注意が必要です。
また、保険の対象となる手術の種類が約款に記載されていますので加入前に確認しておいた方が良いと思います。

入院補償

入院した場合も日額最高10,000円や30,000円など補償があります。こちらにも1年間で入院できる回数に制限や1回の金額に制限はないが年間所定の金額までしか補償がないなどの商品もあるので確認が必要です。

通院補償

ペットを飼う上で一番保険を使う可能性があるのが、通院です。健康診断やワクチン接種では保険は使えませんが、体調が悪い、ケガをしてしまった場合に通院費用を負担してくれる補償です。こちらにも日額の上限が決まっており、1年間で通える日数にも制限等があります。

ペット保険の商品比較

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実際の保険会社名は出しませんが、それぞれに補償金額や病院窓口手続きができるかなどの差があるので商品選びの参考にして頂ければと思います。

A社 B社 C社
保険金補償割合 7割・5割 7割・5割 7割・5割
手術給付金(1回) 14万円/10万円
(年2回まで)
15万円/10万円
(年2回まで)

無制限
(年70万/50万円まで)

入院給付金 1.4万円/1万円
(年20日間まで)
3万円/1.2万円
(年間22日間まで)
無制限
(年70万/50万円まで)
通院給付金 1.4万円/1万円
(年20日間まで)
1.2万円
(年間22日間まで)
無制限
(年28万/20万円まで)
請求方法 窓口・郵送 窓口・郵送 郵送

A社とB社ではほぼ補償金額や請求限度額に差はありません。C社は1回の請求額に関して制限はありませんが、手術と入院の年間限度額が7割の場合は手術と入院を合わせて70万円、5割の場合は50万円となります。

年に何回も病院に行くことがなければ1回の補償額が無制限のC社は治療費の負担額が少なくて済みそうです。しかし、A社・B社は提携している動物病院であれば窓口清算ができるので手間がかからないという利点もあります。

この様にしてみると各社で色々な特色があるので、ご自身にあった商品を検討されてみては如何でしょうか。

ペット保険の様々な特約

基本部分となる入院や手術、通院などの補償の他に特約で様々な特約が用意されています。
今回は一例をご紹介したいと思います。

ペット賠償責任特約

ペットが他人に噛みついたり、相手の物を壊してしまった場合に賠償を求められてた際に賠償額を補償してくれる保険です。別途で個人賠償責任保険に加入している際はペット賠償責任特約に加入する必要はありません。

現在加入している保険会社にペットが原因で賠償を求められた場合は個人賠償責任保険で保証されるか確認してからペット賠償責任保険は加入した方が良いでしょう。

ペット用車いす補償特約

ケガや病気で車いすが必要になった場合は車いすの費用を補償してくれる特約です。車いすを遣う事は滅多になとは思いますが、リスク回避という事で加入しても良いかもしれません。

埋葬費用補償特約

加入前に埋葬の事を考えたくもありませんが、埋葬する際にかかる費用を補償してくれる特約です。上限が決まっているので約款やパンフレットで確認してください。

ペット保険の請求方法

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いざ、動物病院に行って治療を受けて保険金請求をしよとする場合は保険会社によっていくつかの請求方法があります。

動物病院の窓口による精算

保険会社と提携している動物病院なら保険会社から発行される保険証を見せると自己負担分だけを請求してくれる精算方法を行うことが出来ます。人と同じ方法での治療費の精算が可能です。自分が加入している保険会社が通院しようとしている動物病院と提携しているか確認してから通われた方が良いかもしれません。

郵送による精算

専用の保険金請求用紙に必要事項を記入し、動物病院からもらった領収書を添付して保険会社に郵送で送ると後日指定の口座に保険金が支払われる仕組みです。ペット保険ではこの方法が一番メジャーと言えるかもしれません。

まとめ

今回はペット保険についてお話しさせて頂きました。最後に私が色々なペット保険を扱っている損害保険会社の商品を比較してここは抑えておいた方がいいなと思う点をご紹介したいと思います。

ポイント①補償範囲(補償される病気の種類、治療の範囲)
②保険料支払割合
③提携している動物病院が多いか?
④通院補償はついているか?
⑤補償金額や年間限度額

保険料が安いのはもちろん保険を選ぶ上で重要なことですが、補償範囲が充実していることと連携している動物病院が多いかもペット保険を選ぶ上で重要になってくると思います。やはり保険請求が一番手間がかかるのでそういった負担を減らすという意味も込めて提携している動物病院が多い方が良いと思います。

上記のポイントを踏まえたうえでペット保険をご検討されてみては如何でしょうか?

この記事を書いた人
崇司

初めまして!猫がいる🐱損保生保代理店 の代表取締役を務めさせて頂いております。崇司と申します。 AFP(日本FP協会認定)として20代、30代の方々に向けてお金や保険、ライフプランなどの情報を配信していきたいと思います。

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